教授挨拶
教授 佐野圭二
皆さん、はじめまして。2010年4月に帝京大学病院の外科に来ました佐野圭二です。 外科の中でも肝臓・胆のうや胆管・膵臓などを専門にしています。
肝臓・胆のうや胆管・膵臓の病気というと皆さんは何を思い浮かべられるでしょうか。 お酒の飲みすぎで脂肪肝や膵炎、などを思いつく方が多いと思います。
しかし知らない間に胆のうの中に石ができていて突然痛くなる方(胆石症)や、健康診断の超音波検査で肝臓などにしこり(肝臓がんなど)を発見された方が多いのです。
そのような病気に対して、我々は3つのことをお約束します。
われわれのマニフェスト
1、われわれは徹底的に戦います
病気にかかった方は皆さん治りたいと願っています。
その願いに最初から最後まであきらめずに応えます。他の病院で「手術できません」と言われた方でも、当科でなら手術できるかもしれません。そのための経験・技術・情熱を持っていますし、より進行した病気も治せるよう努力を続けていきます。手術が適さない方には手術以外の最適な治療をおすすめし徹底的に行います。
2、われわれは安全第一で治療を行います
より進行した病気を手術する場合、手術のダメージが大きくなり命の危険にさらされることもあります。
当科では手術前から抗がん治療を行って進行を防いだり、手術の後も各科の先生と協力して対処したりして、安全第一で治療を行います。
3、同じことができるのならできるだけダメージの少ない方法をとります
胆のうに対する穴だけの手術(腹腔鏡手術といいます)も、さらにその穴の数を減らします。肝臓や膵臓に対する高度な手術でも、同じことができれば腹腔鏡手術で行います。
肝胆膵外科 教授 佐野圭二
教授 三澤健之
肝胆膵外科グループのホームページをご覧いただき有難うございます。約30年にわたる肝胆膵外科の修練を積み、この度2020年4月付けで教授に就任いたしました。
本学は東京23区内にあり、いわゆる城北エリア(文京区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、足立区)における医療の要として極めて多くの患者さんの治療にあたっています。当然、われわれが担当する手術も多岐におよび、肝臓、胆道、膵臓、脾臓に関するあらゆる疾患を網羅しています。治療は患者さんへの負担が少ない腹腔鏡下手術を肝胆膵脾のすべてに導入しており、ご希望があればできる限り傷跡の残らない手術(単孔式内視鏡手術など)も提供します。一方、開腹手術では他施設で切除不能と言われた進行がんに対しても決して諦めることなく可能な限り手術を行っています。
グループには日本肝胆膵外科学会が定める高度技能指導医2名(佐野、三澤)と高度技能専門医1名(和田)を擁し、最難関である高度技能専門医修練施設(A)認定を取得しております。また、日本内視鏡外科学会技術認定医(三澤)による最先端の腹腔鏡手術が可能です。
肝胆膵外科は佐野、三澤を除けば若手中心の活気ある、そして統制のとれたグループです。また、女性外科医(川村)の学術論文が2019年度の日本肝胆膵外科学会賞(1位)を受賞するなど、研究面でのアクティビティの高さや女性外科医(3名)の働きやすさも特徴と言えます。
チームワークを生かした総合力で皆様の健康に貢献いたします。
肝胆膵外科 教授 三澤健之